介護は、大変な労力を要しますが、やりがいのある仕事の一つです。

そもそも介護とは、身体を自由に動かせなくなった方々のケアをすることですが、それは広範囲に及びます。
それはたとえば、介護保険制度のもとで行う介護サービス、あるいは障害者総合支援法に基づく障害者への介護支援などがあります。
また、介護を希望する方が個人的に自費でヘルパー等による世話を受ける場合も、介護の一種といえます。
では、こうした広範囲に及ぶ介護は、なぜやりがいのある仕事といえるのでしょうか。

その理由のまず第一は、介護が社会的に必要でかつ使命感の高い仕事である点にあります。
思うように身体を動かせない方々のケアをすることは、社会的に必要不可欠です。
介護の仕事をする方々がいなければ、介護を行うのはその家族です。
しかしその家族は生活していくために働かなければなりません。
働きながら介護をするというのは並大抵の努力では実現できないでしょう。
そのため介護を専属で行える方が必要となるのです。
また、介護をすることは、時として人の命にも関わることなので、使命感や責任感も求められます。
したがって、社会的に必要不可欠な仕事であり、かつ人の命にも関わる仕事である介護は、それだけやりがいのある仕事であると考えられるのです。

また介護は人に奉仕するという立派な仕事であることも、理由の一つです。
介護サービスは、被介護者の方々に対してだけ尽くしているのではありません。
その家族等の方々に対しても、負担の軽減という点で貢献します。
このように、被介護者もその家族等も、介護サービスのお陰で救われることは、それだけ介護がやりがいのある仕事である証といえましょう。